医師の世界には医師が転職する際は医局からの紹介によって行われるという医局制度が古くからありました。一般的な医師の道というと大学を卒業した後に入局した大学医局の人事で関連病院へ派遣されます。そして、派遣された病院で経験を積み転職や開業するという流れでした。しかし、現在ではその流れも変わってきつつあり、医局制度のシステムが縮小されるようになりました。つまり、自分で転職先を探すという医師が増え一般会社と同じような転職体制になってきているのです。近年、情報化がどんどん進み私たちはインターネットを通じて様々な情報を入手することが可能となりました。そのため、自分で求人情報を入手することはとても簡単なこととなりました。また、インターネットの求人情報提供サイトの中にも医師専用の転職サイトも数多く存在していて、求人情報も豊富なので転職活動も以前のように難しいものではなくなってきています。この医師専用の転職サイトは今後も増加していくことと予想されています。また、今の医療機関は医療制度改革の影響によって病院の経営が厳しくなってきているところが存在しているのも事実です。病院側も医局が紹介する医師にただ単に頼るということだけでは困難な状況になってきています。そのため、医療機関側も医療サービス向上のために、質の良い専門知識とスキルを兼ね備えた優秀な医師を採用しようという考えに変わってきています。このように、医師の世界も以前とは大きく変わってきています。スキルアップすることが開業や転職、自己実現達成のために必要なのです。
深刻な医師不足(特に小児科や産科)がニュースで度々取り上げられるようになって、久しいですね。数年前からは、ネット上で医師専門の転職サイトも増えてきています。世の中の大半の人々にとって、病院とは自分が病気になった時、もしくは自分の子供が病気になったり家族、友人が入院した場合のみ行く所であり、「医師=難関の医学部に合格後、通常の大学が4年制なのに対して医学部は6年制で、医師国家試験があって…。」と、医師のいる世界は自分とは全くの別世界に感じられますが、そんな医師達が転職を決意する理由とは、一体どんなものなのでしょうか。転職を決意した医師100人に対して転職理由のアンケートを取ったところ、転職理由の第1位にあげられたのが「キャリアアップのため」でした。そして2位は「収入が少ないため」でした。第3位は「人間関係が悪いため」。
近年、日本では医師不足という問題が深刻化しています。医師は労働条件が厳しい上に、大きなリスクを伴うこともあります。そのため、多くの医師たちはその職場を敬遠して転職していくのです。そのことにより、残された医師たちはさらに過酷な労働条件に陥り、身を削って働いています。そんな中で、医師たちは何を求めて転職していくのでしょうか。ここでは、今日における医師たちの転職事情や医療機関側の考えについて紹介します。
医師が転職する背景には様々な転職理由があるようです。まず、理由の中で一番多いのは年収アップを目的にする人です。医局に勤めていると移動が多く勤務先が次々に新しくなるのでなかなか昇給が望めません。医局から派遣されているので医師自身の能力に見合った給料ではなく、医師の年数等で給与が決まるシステムのようです。もちろん病院ごとに給与が違いますので必ずしも転職して年収アップするわけではありません。
医師が転職する先には病院または研究職などがあります。病院と言っても、「総合病院」・「大学病院」・「クリニック」・「検診機関」・「開業医」と様々あります。また、製薬会社で臨床管理の仕事や大学教員や研究機関で研究者という選択もあります。総合病院や大学病院の様に大きくはない病院は1つのものを専門に行っている場合が多く、その道一本でやっていきたい方に良いと思います。クリニックではアルバイトで入ることも可能な処もありますが、多くの場合常勤や非常勤で曜日や時間で指定され勤務する場合が多いようです。
どの職業でも転職する際に行うのが退職です。大学病院の場合は医局に勤めていますので医局を退局するという形になります。辞めるという意思を伝えるだけのことなのですが、簡単にはうまくいかないようです。大学病院の現状は医師不足です。なので、教授や医局長などから辞めないでほしいと説得があるそうです。その説得を掻い潜るのが難解のようです。医師としての使命感に訴えるものや、情に訴えかけるようなものまで様々です。